皆さんこんにちは。

関口歯科医院です。

当院では、むし歯や歯周病など、さまざまなお口の病気の治療に対応していますが、それらを予防する診療にも力を入れております。

いわゆる「予防歯科」という診療分野ですね。

今回はそんな予防歯科で行う歯のクリーニングについて詳しくご紹介します。

歯のクリーニングとは、その名の通り歯の表面に付着した汚れをきれいに取り除く歯科処置です。

ホワイトニングと混同されることもありますが、クリーニングではホワイトニングジェルのような強い薬剤を使うことはありません。

電動のブラシと清掃剤を使って、歯を1本1本ていねいに磨きあげていきます。

ホワイトニングジェルのような薬剤を使用しないのであれば、毎日行っているブラッシングとそれほど変わらないような気がしますが、実際はそうではありません。

まず、施術を行うのが歯磨きのプロフェッショナルである歯科衛生士であること、さらに機械的な清掃器具を用いてしっかりと汚れを除去するという点において、毎日のブラッシングとは清掃効果が大きく異なるのです。

私たちの歯の表面には、バイオフィルムという薄い膜が形成されています。

この中には、無数の細菌が生息しており、むし歯や歯周病の原因となっているのです。

そんなバイオフィルムは通常のブラッシングで落とすことは困難です。

また、歯垢が石灰化して石のように硬くなった歯石もクリーニングやスケーリングでなければ除去することが難しいといえます。

そういった意味で、プロの手によるクリーニングを受けることは、むし歯や歯周病予防に大きな力を発揮するといえるのです。

このように、予防歯科では毎日のブラッシングで落とすことのできない汚れをしっかりと取り除くことができます。

毎週や毎月という高い頻度でなく、3ヶ月に1回でもそうしたプロケアを受けることで、むし歯や歯周病の効果は劇的に向上しますよ。