コラム|西葛西、船堀の歯科・歯医者【関口歯科医院】

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歯周病に効果的?乳酸菌のチカラとは

皆さんこんにちは。

関口歯科医院です。

腸内環境を整えるはたらきで有名な「乳酸菌」。
この乳酸菌が歯周病の予防として有効であることが、近年の研究結果でわかってきました。

 

乳酸菌の健康効果とは

乳酸菌とは、糖類の発酵によって乳酸などの酸を作り出すいくつもの微生物のことです。
腸内までたどり着いた乳酸菌は、腸内の善玉菌を活性化させ、大腸菌などの悪玉菌の活動を抑制します。
ヨーグルト、チーズ、日本酒、漬物などの発酵食品によく使われており、これらを摂取することで体内に取り入れることができます。

乳酸菌には下記のような8つの効果があるとされています。
・便秘の予防・解消
・免疫力の強化
・アトピー性皮膚炎の改善
・花粉症の予防・軽減
・高血圧の予防
・コレステロールを低下
・大腸ガンの予防
・口臭の予防

 

歯周病と乳酸菌

では、乳酸菌がなぜ歯周病予防に効果があるのでしょうか。

1.善玉菌の増殖をサポート
乳酸菌は、善玉菌の増殖を促し、悪玉菌の活動を抑制しますが、このはたらきによりお口の中では、むし歯菌やプラーク(歯垢)形成の抑制や、唾液分泌の促進などの動きにつながるため、口臭、むし歯、歯周病の予防となります

2.歯垢形成や歯周病菌の抑制
先に述べたように、プラーク形成の抑制や、唾液分泌の促進の作用があることで、歯周病菌が減少し、お口の衛生環境が向上します。
さらに、乳酸菌によっては、歯周病菌を抑制する作用もあります。

3.プロバイオティクスで免疫力強化
乳酸菌は「プロバイオティクス」と呼ばれる種類の菌で、環境や人体への害はほとんどなく、副作用もありません。
それどころか、微生物を正常化させポジティブな働きで口内の衛生環境をより良くします

乳酸菌は、もともと体内にいる常在菌の善玉菌の活動を強化し、体内の免疫力を上げてくれるので、歯周病にかかりにくくなります。

 

乳酸菌の効果的な摂取方法とは

乳酸菌は、食品から摂ることができます。

1.ヨーグルトを食べる・飲む
ヨーグルトとして食べるか、飲むヨーグルトとして飲むことは、一番メジャーな摂取法です。
ヨーグルト食品は、含まれている乳酸菌の種類が明記されている商品が多いので、個人の体調に合わせてヨーグルトの種類を使い分けると良いでしょう。

2. タブレット
「乳酸菌配合タブレット」は、手軽に摂取でき便利です。
商品にもよりますが、1日1~3粒程度を時間の合間に摂取するだけです。
ヨーグルトと似たような作用をもたらしますが、各メーカーが配合成分に独自の商品開発をしているため、ヨーグルト食品では摂取できない複数の種類の乳酸菌を一度に摂れるなどのメリットがあります。

3. ヨーグルト歯磨き
まず普通に歯磨きをしてお口の中をすすいでから、歯周病に効果のある乳酸菌が入った無糖ヨーグルトを小さじ1杯分つけて、もう一度歯磨きをします。
この歯磨きの後は、お口の中をすすがず、口の中のヨーグルトは吐き出すか、飲み込みます。

 

まとめ

歯周病予防には適切な歯磨きや定期的な歯科検診が基本ですが、このような手軽にできる方法を試してみてはいかがでしょう?