皆さん、こんにちは。
西葛西・船堀エリアにある【関口歯科医院】です。
「予防歯科」や「予防ケア」という言葉をよく耳にすると思います。
これは、むし歯や歯周病を防ぐためのお口のお手入れのことで、注目が高まっています。
日本はまだまだ「予防後進国」
長寿国の日本ですが、ある調査でわかった歯の本数を見ると、80歳での平均残存歯数は13.9本で、20本以上の歯が残っている人は4割弱しかいません。
一方、「予防先進国」と言われるスウェーデンでは、80歳での平均残存歯数は21本、同じく予防ケアに力を入れているアメリカでも17本と、日本人に比べてはるかに多くなっています。
一般的に、歯が20本以上あれば、ほとんどのものをしっかりと噛んで食べることができ、食生活に満足できると言われています。
ですので、日本人のシニア世代で満足な食生活が送れている方は非常に少ないのが現状です。
それもそのはず、日本は「予防後進国」なのです。
毎日の歯磨きなど「セルフケア」は重要
むし歯を防ぐためには、むし歯菌の温床となるプラーク(歯垢)をしっかり落とすことと、むし歯菌の栄養となる糖分をお口の中に残しておかないことが重要です。
そのため、毎日しっかりと歯磨きをしてプラークを残さないようにする「セルフケア」が欠かせません。
また、歯磨きの際には歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシなどを併用して、歯間の汚れもしっかり落とすようにしましょう。
「プロケア」も欠かせません
歯医者を「歯が痛くなってから行くところ」と考えている方も多いと思いますが、「痛くなる前に行くところ」というのが、予防先進国の考え方です。
毎日どんなにしっかり歯磨きをしていても、プラークを完全に落とし切ることは不可能です。
そこで、セルフケアでは取りきれない汚れを、歯科医院で定期的にクリーニングをして落としてもらいましょう。
歯科医師や歯科衛生士など「お口のプロ」が、専用の薬剤や器具を使いってブラッシングでは取れない歯石なども含め、お口の中を徹底的に磨き上げます。
お口の状態にもよりますが、定期検診やクリーニングなどの「プロケア」を、3ヶ月から半年に一度行うことをおすすめします。
また、ご自分の歯並びにあった歯磨き方法など、セルフケアの指導も受けることができます。
2つのケアで完璧な「予防ケア」を
ご自宅での毎日の「セルフケア」と、歯科医院での定期的な「プロケア」で、むし歯になりにくいお口をつくることができます。
むし歯をつくらないことは、いつまでも楽しくお食事や会話を楽しんで生活できるほか、全身の健康を守ることにもつながります。
当院では、定期検診とクリーニングで皆さんの健康なお口づくりをサポートいたしますので、ご家族皆さんでお気軽にご来院ください。